寝違えることが多くて困ってはいませんか?最近寝違えることが増えた。むしろ毎日寝違えている。そんなことがあれば枕が原因かもしれません。寝違えと枕の関係を調べましたので、寝違えで困っている人は参考にしてみて下さい。
寝違えとは?
寝違えとは、朝起きたときに首を動かすと痛みが走る症状のことです。ひどいと、枕から顔をあげることもできず、起き上がれなくなってしまいます。つらい寝違えですが、くせになったかのように頻繁に起きてしまうこともあります。
寝違えの原因
寝違えが起きているとき、体にはどのような反応が起きているのでしょうか。日本整形外科学会によると、睡眠中に不自然な姿勢が続いたために首の血流が阻害され炎症を起こしていることが寝違えの原因と考えられています。
また、睡眠中に限らず、運動などで普段は使わない筋肉を動かしたことによる影響も寝違えの原因と考えられるのだとか。実際、わたしも似たような経験があり、山登りをした翌日に寝違えが起きたことがあります。
このような場合、睡眠はあまり関係ないと思われます。しかし、毎日のように寝違えが起きている場合は、睡眠に原因を探ったほうがよいでしょう。
寝返りを打てない枕は寝違える原因に
睡眠中に血行が阻害されてしまうのは寝返りがうまく打てていないことが考えられます。睡眠中は体を床につけたままずっと動かないと血行が悪くなっていってしまいますが、寝返りを打つことで体の血流が阻害されないようにしています。
この寝返りをうまく行えないと寝違える原因になってしまいます。寝返りが打ちにくくなる理由は、以下のような理由がありますのでチェックしてみてください。
- ベッドが狭い
- ベッド周りにぬいぐるみなどの雑貨が置いてある
- マットレスが柔らかすぎる
- 柔らかい枕を使っている。
小さな枕も寝違えの原因
サイズの合わない小さな枕を使っていることも寝違えの原因になり得ます。寝返りを打っている間に枕が頭から落ち、変な位置になったまま寝てしまうことで寝違えになってしまうからです。
朝起きたら枕の下で寝ていた、枕がどこかへ行ってしまっていた、という方は、枕を見直したほうが良いでしょう。自分に合ったサイズの枕は、頭3個分といわれています。つまり、仰向けになっても左右に寝返りを打っても頭が落ちないサイズということです。自分とサイズの合った枕を選ぶようにしましょう。
高さが合っていない枕も寝違えやすい
自分の頭と高さが合っていない枕を使うことも寝違えの原因になります。人間の頚椎はゆるいS字カーブを描いています。このS字カーブを寝ている間も保つことが自然な姿勢で寝るコツ。となれば、自分の頭と首の隙間を埋められるサイズの枕を選べばいいのかと思ってしまいますが、ちょっとまって。
それだけでは少し足りません。枕は、実際に寝転んでみることが大切です。なぜなら、素材によって頭を支える力が違うからです。枕本体の高さは自分と合っていても、寝転んでみると沈み込んで高さが変わってしまい、思っていた高さにならなくなるときがあります。自分の首の隙間を測って買ったはずなのに枕が合わなかった、という経験がある方は、このことが理由かもしれません。このように枕は高さが変わることを踏まえて、はじめから高さの調整ができるようにしてある枕もあります。
王様の快眠枕(高さ機能調整付き)は、付属のビーズシートを使って高さを調整できるようになっています。3段階も高さ調整ができるので、自分に一番合った高さに変えることができますよ。
脇の下を圧迫することが寝違えの原因?
脇の下にある腋窩神経を圧迫してしまうことも寝違えの原因になると考えられています。腋窩神経は首を支える筋肉とつながっているため、圧迫することで血行が悪くなり寝違えの原因になるとされているのです。
たとえば、小さなお子さんの添い寝をしているお母さんは寝違えをよく経験するとか。これは、添い寝をしていて変な姿勢が長く続くということもありますが、脇の下を圧迫する姿勢になっているからともいわれています。授乳などでお子さんを抱っこすることが多いお母さんたちにとって、寝違えは困りますよね。
早くよくしようとストレッチしてしまうお母さんもいらっしゃいますが、痛みを我慢したマッサージは逆効果になってしまうこともありますので注意しましょう。痛みがひどいときは冷やすと効果的ですよ。
正しい枕を選んで寝違えを予防しよう
マッサージして治すことも難しいとなると、予防に励むのが最善策ですよね。寝違えを予防するには、まずは自分に合った寝具なのかどうかを確認しましょう。
- 寝返りがしっかり打てるか?
- 寝ている間に枕から頭が落ちてしまっていないか?
- 高さが合っていない枕を選んでいないか?