睡眠しても疲れが取れない、こんなお悩みを抱える男性はいませんか?もしかしたら、枕が原因かもしれません。良質の睡眠には、自分に合った枕が必要不可欠です。この記事では男性におすすめする枕の選び方を紹介します。ぜひ参考にしてください。
男性におすすめする枕の選び方
ぐっすりと快適な睡眠を得るために、枕選びは大切です。女性よりも体重が重く、体格の良い男性が選ぶべき枕は何か?ここでは男性が使用する前提で、考慮すべきポイントを解説していきます。
枕の高さで選ぶ
寝心地を決めるうえで、大きなウエイトを占めるのが枕の高さです。高すぎると首元を痛めたり、舌が沈んでいびきの原因になることも。逆に低すぎると頸椎が支えられず、肩こりや頭痛、寝違いの原因になります。ここでは寝相ごとに基準となる枕の高さを解説します。
仰向け寝は脊柱がS字となる高さ
仰向け寝が多い男性に最適な枕の高さは5cm~8cm程度です。理想なのは、壁に沿って直立した姿勢のまま仰向けになった姿。敷布団と首元の隙間をきっちり埋められる高さとなります。実際には敷布団の沈み込みと、枕の沈み込みを考慮し2cm程度プラスするのが一般的です。
横向き寝は布団と平行となる高さ
横向き寝が好きな男性は、脊柱が一直線になることが大切です。敷布団と背骨が平行になるイメージを持ってください。枕が高すぎると、首の曲がりが鋭角となり首がこってしまいます。枕が低すぎると下の肩が潰れて、うっ血や痺れの原因になります。微妙に高さが足りないときはタオルを数枚敷いて微調整しましょう。
枕のサイズで選ぶ
枕のサイズは、使うシチュエーションによって変わります。例えばデスクでちょっと昼寝する時は小さいものが便利です。逆に、ソファでクッション代わりに使うにはボリュームがほしくなります。ケースごとに解説すると長くなり、説明しきれません。ここでは、布団での就寝時に絞って男性向けのおすすめサイズを解説します。
男性は標準からラージサイズがおすすめ
枕のサイズ選びで重要なポイントは、無理なく寝返りができること。ある程度の幅がないと、寝返りで頭が落ちてしまいます。結果、枕無しで寝ることになり、寝違えなどが起きてしまうのです。長方形タイプの枕の標準サイズは60cm程度。これは枕に頭を3つ置ける大きさとなります。
枕の中綿素材で選ぶ
枕の中綿素材も触り心地と寝心地に影響を与えます。他にも通気性やお手入れのし易さなど、考慮すべきポイントが多いです。まずは素材ごとの特徴を理解していきましょう。あとは、男性が求める機能を反映して、最適な素材を選ぶだけです。
通気性に富むパイプ素材
筒状の化学素材で、最大の特徴は通気性の良さです。耐久性にも優れ、重たい頭でもしっかりと支えてくれます。お手入れも簡単で、本体丸ごと水洗いが可能。汗をかきやすく、汚れや臭いが気になる男性におすすめです。寝心地はゴツゴツとした硬い感触なので、好みが分かれるところです。
反発力の小さいウレタンフォーム
最近ではメジャーな枕素材となったウレタンフォーム。頭の重みでじんわりと沈む低反発枕が有名です。体圧分散性能が高く、枕全体で頭を支えてくれます。一方、大きな荷重に対して、沈みが大きくなりすぎる懸念もあり。フィット感は高いものの、形の復元に時間がかかります。寝返りが多い男性は注意が必要です。
弾力性が高い羽毛素材
弾力性と保温保湿性能が高く、枕の高級中綿素材と言えるのが羽毛です。通気性と保温性のバランスがよく、オールシーズンで使える枕です。デリケートな素材で、お手入れに気をつかうのが留意点だと言えます。
触り心地抜群のビーズ素材
極小の発泡スチロールの粒だとイメージしてください。むにゅむにゅとした特徴的で気持ち良い感触が特徴。軽くて柔らかく、抜群の触り心地に虜になるユーザーが多いです。流動性が高く、使う人の体型に合わせて変形してフィットしてくれます。留意点としては熱がこもりやすく、夏場は蒸れて暑く感じることも。
ふわっと柔らかいポリエステル綿
ふわふわとして柔らかく、弾力性に富むのがポリエステル綿です。枕に限らず、クッションなどの中綿素材として広く使われています。充填量によってボリューム調整や感触を変えられます。化学繊維なので、カビやダニの害を受けにくいのもメリットのひとつ。留意点はへたりやすくて、ボリューム感が失われやすいことです。
枕の形状で選ぶ
就寝用の枕にはさまざまな形があります。使い慣れた形を基準にするのが失敗しないコツと言えます。使い慣れた形、初めての形、それぞれの特徴を理解しましょう。自分の体格や寝相に合った形を選んで、良質な睡眠を獲得しましょう。
オールマイティな長方形型
どんな寝姿勢でも広くカバーできるのが長方形型枕です。商品の種類が多く、お好みの素材や大きさが見つかります。無難に見つけたい男性は、長方形型で探すのが良いでしょう。
フィット感が高いドーナッツ型
枕の中心にくぼみがあるか、ドーナッツ状になっている枕です。仰向けでは、頭がすっぽりと中心に収まり、ホールドしてくれます。うつ伏せ寝が好みの男性は、中心の空洞により呼吸が楽になります。
首元にフィットするウェーブ型
仰向け姿勢で、脊柱がS字になるよう成形されたのがウェーブ型です。理想の寝姿勢を長く維持することができ、高いサポート力が魅力。横向きになった時に、首が落ち込みやすいのが留意点です。
横向き寝に特化した抱き枕
横向きで枕を抱きかかえて使うのが抱き枕です。手足を使って抱える姿勢は、独特の安心感が得られます。恰幅が良く、仰向けでは呼吸が苦しい男性におすすめです。
男性へのプレゼント選びの参考に
この記事では男性におすすめする枕の選び方を解説してきました。多くの視点から総合的に枕を選んで、快適な睡眠を獲得しましょう。自分に合った枕を使うことで疲れを残さず、スッキリとした朝を迎えましょう。