オシャレで清潔感のある寝室に憧れませんか。寝室の雰囲気を決める要素として注目したいのが寝具の配色です。やみくもに色を決めてしまうと、心や身体を休める妨げになることも。この記事では寝具の色について解説しています。寝具の色に悩んだら、ぜひ参考にして下さい。
ぐっすり眠れる寝具の色
寝具に使われる配色は、派手なものから地味なものまでさまざまです。色の特徴を知らずに好みだけで決めてしまうと失敗する可能性があります。色が人に対してどのような心理的影響を与えるのか、よく理解して選ぶことが大切です。ここでは、寝具に使う配色パターンを4つに分類し解説していきます。
爽やかで落ち着きのある鎮静色系
青を基調とした色のことを鎮静色と呼びます。鎮静色は、興奮を抑えて気持ちを落ち着かせてくれる色。薄暗い路地の犯罪防止に青色の外灯が使われるのもこのためです。また、鮮やかな青は爽やかな印象で、お部屋をスッキリ見せる効果もあります。鎮静色の寝具は気持ちを落ち着かせ、ゆったりと寛ぐ空間を演出するのにピッタリな配色です。
あたたかみのあるベージュ系
ベージュや茶色はあたたかみがあって落ち着きのある配色です。土や木、肌の色に近いナチュラルなカラーリングで違和感なく馴染む色だと言えます。ベージュ系は家の建材や木製家具にも合わせやすい色です。部屋のコンセプトが木のぬくもりを大切にしたナチュラル系ならピッタリの配色です。
癒し効果が高く安心感のある緑系
森林の中にいるような癒し効果を期待できるが緑系の配色です。刺激の少ない自然色で、心地よい安心感が得られます。自然が大好きなアウトドア派には特におすすめな配色です。緑系の寝具は心の興奮を抑え、リラックスした状態で身体を休めることができるでしょう。
エネルギッシュで気分が高揚する興奮色
赤やオレンジ、ピンクなどの赤系は興奮色と呼ばれています。気分を高揚させ、エネルギッシュで活力に溢れるイメージです。とてもポジティブな配色ですが、寝具に使う色としてはおすすめできません。なぜなら、寝具は身体を休めることが第一目的なので、心を鎮める配色を積極的に使いたいからです。赤系が好みでどうしても寝具に採用したい人は、明るさを抑えた淡いトーンを選ぶことをおすすめします。
寝具のカラーコーディネート方法
寝具のカラーコーディネート対象となるのは、「シーツ」、「布団カバー」、「枕カバー」の3点です。この3つのアイテムを効果的に配色し、魅力あるコーディネートを目指しましょう。ここでは3パターンのカラーコーディネートを紹介します。代表的なパターンなので、ぜひ参考にして下さい。
寝具を同じ色にして統一感を出す
寝具のカバー類をすべて同じ色にすると、手軽に統一感を演出できます。もっとも簡単なのは、3点セットのカバーを購入することです。同じ配色・素材なので、さらに統一感が生まれます。寝具を同じ配色で揃えることは、シンプルで落ち着いた雰囲気を演出するのにも効果的です。
掛け布団カバーの色を変える
コーディネート対象のカバー類でもっとも面積が大きく、インパクトも大きいのが布団カバーです。布団カバーの配色を工夫するだけで、お部屋の雰囲気をガラリと変えることができます。オシャレに遊び心を演出したときは、布団カバーの色を変えてみましょう。部屋の配色に変化が生まれ、魅力的でセンス溢れる空間を演出できますよ。
枕カバーの色は手軽に変えられる
枕カバーはもっとも手軽に配色の変化を楽しめるアイテムです。枕カバーはアイテム数が多く、価格面の手軽さも魅力。たくさん枕カバーを用意して、気分に合わせて交換するのもおすすめです。少々部屋のコンセプトと違った配色でも、枕カバーなら全体の雰囲気を壊さないでしょう。
部屋全体をコーディネートするコツ
寝室となる空間をより快適にするには、寝具だけでなく部屋全体をコーディネートすることが大切です。ここでは部屋全体をコーディネートするコツを解説していきます。オシャレで快適な空間づくりの参考にしてください。
部屋と寝具の配色を合わせる
寝具だけでなく、部屋全体の配色を揃えた方がより統一感を演出できます。部屋のカラーコーディネート対象となるのは、「カーペット」、「カーテン」、「壁紙」などです。全体に統一感が生まれるよう、配色の系統を揃えるのもオススメ。スッキリとしてハイセンスな空間を演出できるでしょう。
まとまり感を出すために色を使いすぎない
部屋全体をカラーコーディネートするとき注意したいのが色の数です。あまり多くの色を使うと、一体感が出ずにゴチャゴチャと散らかった雰囲気になる可能性があります。気分も落ち着かず、身体を休める空間としては適していません。部屋全体に一体感を出すため、使うベース色は3色までに抑えるのがよいでしょう。少ない色で部屋をコーディネートすると、自然と落ち着いた雰囲気になります。どうしても使いたい色があれば、小物などのワンポイントに使うなど工夫して下さい。
各アイテムの素材にもこだわる
部屋の印象に影響するのは配色だけではありません。カーテンやカーペット、ベッドや机などに使われる素材も印象を変える要素になります。ベッドや机を例にすると、木製のナチュラルテイストなのか、シンプルなアイアンテイストなのかで印象は変わります。家具などのアイテムと寝具の配色イメージを統一させましょう。素材イメージと配色イメージを近づけることで、より一体感のある空間を演出できるでしょう。
配色のポイントのまとめ
いかがでしたか。この記事では寝具の色について解説しました。気持ちをリラックスさせ、効果的に身体を休める空間作りには色が大切な要素です。それぞれの色が持つ特徴を理解して、居心地の良い寝室をコーディネートして下さい。